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武将の銅像と墓参り

武将の銅像と墓参り~武将ゆかりの地巡礼から見える戦国ロマンをご紹介しています

2016年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年11月

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瑞巌寺の伊達政宗正室愛姫の墓

宮城県松島の瑞巌寺には伊達政宗の正室愛姫の廟所があります。

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松島の目抜き通りの喧騒と打って代わり、案外静かです。
拝観料が700円とお高いので価値観ない人は素通りしています。

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平成の大修復をやってるようです。平成20年から平成30年までΣ(゚Д゚)!
本堂自体の拝観はできず、御本尊や政宗の位牌は仮本堂に移されているみたい。

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本堂が観られないのでいきなり庫裡。庫裡は禅宗寺院の台所にあたる建物。
大屋根の上に煙出しが乗っているのが見えます。遠めに見ても巨大な庫裡です。

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庫裡を抜けてグルグル回り仮本堂になってる大書院にやってきました。
お! なんとこんな間近で、しかも全部横並びで一度に見られるとは!!
三代開山木像、その奥が御本尊。そしてその奥が政宗、2代忠宗の位牌。
3代綱宗以降の位牌は別室にギッシリ並んでましたw 早死にする人が多い伊達家です。

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こちらが政宗さんの位牌。「瑞巌寺殿前黄門貞山利公大居士」と書かれてます。
瑞巌寺を建立した功績によって名づけられました。黄門は中納言の中国名。
大居士の後には「神儀」とあって、大名への位号で神と同義なんですって。

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政宗さんの正室、愛姫の御霊屋。万治3年(1660)に3代藩主綱宗によって造営され、
平成18年(2006)から3年かけて復元。創建当初の豪華絢爛な形姿が甦りました。

愛姫は三春城主田村清顕の娘で、政略結婚により12歳の時に政宗に嫁いで以来、
57年、政宗に寄り添った才色兼備の夫人。後に松平忠輝に嫁いだ五郎八姫や
2代忠宗を産んでいます。愛姫は政宗の死後、落飾して陽徳院を称し、
70歳で亡くなるまで17年間、夫政宗の菩提を弔ったそうです。

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総黒漆塗りに金、極彩色の装飾・・失われていた飾り金具も復元されているそうで、
当時もこんな豪華さだったと思うとすごい!お孫ちゃんの綱宗君ガンバったのねw
随所に田村家の家紋である三つ巴が施されているのも気が利いてると思いました。


瑞巌寺の並びには天麟院、円通院と見どころが並びます。セットでぜひ。



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