武将の銅像と墓参り

武将の銅像と墓参り~武将ゆかりの地巡礼から見える戦国ロマンをご紹介しています

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篠原古戦場 悲しみに暮れる木曽義仲の銅像

石川県加賀市には、悲しみに暮れる木曽義仲と家臣の銅像があります。

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篠原古戦場。古戦場といっても戦国ではなく源平の頃です。

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古戦場といっても広いフィールドではなく公園のようなところなので入れば銅像はすぐそこ。
実盛さんの死を知って悲涙にくれる「木曽義仲 with 家来たち」。さっそく参加しましょうw

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こちらは源氏の大将木曽義仲さん。斉藤別当実盛さんの首を抱いて号泣しているところです。

斉藤実盛は平家物語に登場する平家の武士。当初は源氏に仕えていてその折、合戦で討ち死にした
源義賢の子、駒王丸を匿い木曽に送ります。この駒王丸は後の源氏の大将木曽義仲です。

実盛は平治の乱で源義朝を助けて戦いますが敗北後、時の流れに従って平宗盛に仕え、
領地(熊谷市妻沼)を安堵された恩義を貫き、以降平氏の武士として戦うことになりました。

それから十数年跡、寿永2年(1183)倶利伽羅峠の戦いで源平が激突すると平家は敗北。
源氏の追跡をかわしながら、ここ篠原まで退いたところで総崩れとなってしまいます。

敵の大将がかつて助けた駒王丸・・木曽義仲と知った実盛は恩人として情けを受けることを
よしとせず、たった一騎で源氏方に挑み、見事な討死を遂げる覚悟を決めます。
この時、実盛73才。老武者と見られることを恥じ、白髪を黒く染めて覚悟の出陣でした。

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赤地錦の直垂に萌黄縅の鎧、鍬形兜で出陣した実盛は義仲の家来、手塚光盛と対峙します。
戦いは互いに名乗るのが礼儀。しかし実盛は名乗ることなく戦った末、討ち取られました。

義仲の元に届けられた首を見た家来の樋口兼光は「あなむざんやな、斉藤別当にてそうろう」
実盛であることに気づき涙します。実盛を良く知る兼光は「老武者に侮られないため若く見せて
出陣したいと言っていた、実盛に違いない」と言い、義仲が首を洗わせると白い髪が現れたので、
義仲は首を抱いて人目をはばからず号泣した・・・という「平家物語(巻七)実盛最期」の場面。

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こちらセンターポジで悲しみに暮れる樋口兼光さん。良く知ってる実盛の討死も痛ましいわ、
恩人の死を悲しみまくる主の義仲が居たたまれないわ、しょぼくれる光盛も気の毒だわ・・

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で、こちらが華々しい大手柄から一転、微妙な空気のどん底に突き落とされた手塚光盛さん。
この首もしや取っちゃダメだったとか。名乗らなかったし知らなかったらセーフじゃね?
でも義仲スゲー泣いてるし・・オレ恨まれないよね? 恩賞出ないとかマジありえねぇぇぇ!
と思ってるかどうかは知らないけど、何となく微妙な空気を読んでる表情してますよw

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銅像の前には実盛の兜も。本物は義仲によって実盛供養のため近くにある
多太神社に奉納されていて、なんと国の重要文化財なんですって。

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「義仲 with 家来たち」の銅像前には実盛の首を洗ったと伝えられる首洗池もあります。
ホントかどうかわからないけど、小芝居やってる銅像の前だけに雰囲気はあってよいですw

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こちらは古戦場にある実盛塚。木曽義仲が命の恩人だった実盛の遺骸をこの地に葬り、
設けた塚と伝わっています。支え棒が多いけど、立派な松の木の枝ぶりは実盛の兜の鍬チック。

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松の木の下の方をのぞくと墓石のようなものがあるけど、何かはわかりません。


斉藤実盛の銅像は埼玉県熊谷の妻沼聖天宮にあります。
たまには源平の世界もいいですね。





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| 武将の銅像 | 20:41 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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Re: はじめまして

つねまるさん

はじめまして!コメントありがとうございます!
リアルに一幕再現みたいだから、何も知らない人は
どーしたんだ!?と思うかもしれませんねw

能楽されてたのですね。テレビでたまに見ますが
話知ってるのだけですけど(^_^;)
一度ちゃんと舞台をみてみたいです。

| あも | 2015/02/05 22:39 | URL |

はじめまして

はじめまして。つねまると申します。木曽義仲の像があるとは存じませんでした。
小芝居・・・確かに(^_^;)
随分と細かく描写された像なのですね。当方、能楽をかじった身ですので、源平ものにはがっつりとさせていただきました。ありがとうございます。

| つねまる | 2015/02/04 02:34 | URL | ≫ EDIT















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