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武将の銅像と墓参り

武将の銅像と墓参り~武将ゆかりの地巡礼から見える戦国ロマンをご紹介しています

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守綱寺と随應院の渡辺守綱の墓

[渡辺守綱] ブログ村キーワード

愛知県豊田市の守綱寺には渡辺守綱のお墓があります。

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豊田市内ということで国道323号線を走って、走って、橋を渡って・・けっこう走るなΣ(゚Д゚)!
左手に「真宗大谷派・守綱寺」という看板が見えたら曲がって住宅街を進むとお寺がありました。


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渡辺家の菩提所である守綱寺。入って右側の駐車場に車を停めて歩き出すと、
山門に行く手前の植え込みのところに碑が建っていました。


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山門をくぐると本堂があり、中からお経の声が聞こえてきます。渡辺さんのお墓はこの裏手。
ちなみにこの本堂は伏見城の軍議評定所を拝領して移築したと言われているそうです。


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夏の夕暮れなのでヤブ蚊がハンパないですが、薄暗い本堂の裏手の墓所でしばらく頑張ねば。

渡辺守綱は「槍半蔵」と呼ばれた槍の名手で戦上手、徳川十六将の1人に数えられる武将です。
先祖は源頼光四天王の一人・渡辺綱だというから、肝っ玉の太さは筋金入りと思われますw


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墓所の入口には石塔配置図がありました。親切なお寺ですよ。

守綱は御三家設置の時、尾張徳川家の軍事担当として尾張藩家老となり寺部を領しました。
元和6年(1620)に没した際、守綱の子である2代重綱が墓を作ってお堂を建て菩提を弔い、
寛永16年(1639)3代治綱が渡辺山守綱寺として渡辺家の菩提寺としたそうです。


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石灯籠の並ぶ通路を抜けて墓所の入口に来ました。正面に見えているのが守綱さんのお墓。


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守綱さんのお墓を中心に整然と並ぶ渡辺家代々のお墓。
お寺の手入れが行き届いてるわね。忠勝さんが眠る浄土寺とは大違い!


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守綱さんのお墓にお参りします。法名「守綱院殿心空釈道喜居士」。

主たる戦に出陣して何度も功を上げ、徳川十六将にも数えられた守綱さんだけど、
最終は1万石で尾張義直の家老。譜代の人生も色々だな~と思います。

ただワタクシのイメージだと守綱さん、槍一筋だけに器用じゃなさそうだから、
家康は武があって実直ってところを見込んで義直を任せたのかなとも思ったり。


と守綱寺はここまでなんだけど、今回は特別バージョンちょいと長いよw


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翌日は足助城に行くので豊田市内に泊まったんだけど、飲みながらアレコレ見ていたら
守綱寺の近くにもう1つ渡辺家墓所があることが分かり、翌朝、行きがけの駄賃で寄ってみた。
で、行ってみたらホントに守綱寺の目と鼻の先にありました。こちらは随應院というお寺。


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蓮のお寺としてとっても有名だそうです。ネットで蓮の花だらけの素敵な写真を見て、
夏だしあわよくば・・と思ったけど、こちらの蓮は全部咲き終わった後でした・・・


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気を取り直して山門を入り本堂に向かいます。「随應院 渡辺家墓所」の碑があります。
渡辺家墓所といっても、こちら随應院は守綱から治綱3代までの夫人が眠るお墓です。


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本堂の周りも蓮は終わった後・・でも植物の手入れが行き届いたお寺です。
渡辺家の墓所は本堂の裏手らしいので、通路に沿って歩きます。


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ありました。たぶん住職の奥さんがちょうど墓所内をお掃除しているとこだったけど、
挨拶したら「どうぞ~」そして「本堂も開いてるから入って見て行ってください」と。


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ちなみにこちら随應院での配置はこのようになってます。正面が渡辺家のご婦人方。
左手の方は鈴木下野守重明とか鈴木日向守重教の供養塔で、右手の方は・・・よう分からん。


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鈴木下野守重明、鈴木日向守重教ってワタクシ不勉強であんまり知らないんだけど、
寺部城主で今川方から織田方に寝返り、当時は松平元康と名乗っていた家康に攻められ落城し、
以降、かくかくしかじかあって、討ち死にしてしまった方のようです。
渡辺家の前に支配していた所縁の地なので一緒に供養塔が建てられたのかしらね。


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右から渡辺守綱の夫人、2代重綱夫人、3代治綱夫人 一番左の小さいのは2代重綱の娘みたい。
4代以降の夫人は守綱寺の方に葬られているようです。


夫人の墓はおまけだけど、守綱寺と随應院は近いので見る場合はセットでね。
随應院はできれば蓮の時期に行くと良いと思われます。




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